No.1350 校長講話で「平和憲法を守ろうと呼びかける」を掲載!

週刊教育資料 2015年7月20日号

校長講話

日本を「戦争する国」にしないために平和憲法を守ろうと呼びかける

西林幸三郎・大阪芸術大学初等芸術教育学科教授

7月15日、集団的自衛権の行使を容認する安保法案が与党の賛成多数で可決され、「戦争をすることができる国」に変わりつつある日本。戦争の放棄を掲げる日本国憲法第9条は、解釈改憲という手段で骨抜きにされようとしています。わが国の3大原則の1つである「戦争放棄」という国是を変えようとしている動きに対し、鋭く反応せざると得ないと言う大阪芸術大学初等芸術教育学科の西林幸三郎教授。

今週の「校長講話」では、西林教授に平和憲法を守ることを呼びかける講話例を2つ紹介してもらいます。


特別企画 プログラミング教育を民間団体がサポート

平成25年に閣議決定された日本再興戦略で推進されている、義務教育段階からのIT(プログラミング)教育。学校現場では、IT教育がなかなか進まないという現状もあるようですが、民間団体や企業が学校をサポートする形で体験教室を行うといった試みも徐々に広がっているようです。

今週は「特別企画」として、神奈川県湯河原小学校で行われた(株)CATechKidsによるプログラミング体験の出張授業の模様をお届けします。


教育の危機管理

大津市いじめ自殺事件のその後

梅澤秀監・東京都立雪谷高等学校(定時制)主幹教諭

2011年10月、滋賀県大津市の中学2年男子生徒がいじめを苦に自殺しました。学校側は事件直後のアンケート調査からいじめがあったと公表。しかし、公表内容がいじめの一部分だけであったため、学校・大津市教育委員会が真実を隠ぺいしていたと非難が起こり、大きな社会問題となりました。

今週の「教育の危機管理」では、大津市いじめ自殺事件のその後を取り上げ、東京都立雪谷高等学校(定時制)の梅澤秀監主幹教諭に、裁判例を踏まえた上で考察してもらいます。


実践!校長塾 「志」 教職員と共有する学校づくり

棚田寛二・広島県呉市立昭和中央小学校校長

今週の「実践!校長塾」は、呉市立昭和中央小学校の棚田寛二校長にお話を伺います。校長として初めて赴任したのは、生徒指導が困難で課題の多い学校でした。どうしたら児童たちは落ち着くのか、学力が上がるのか、先生に時間の余裕が生まれるのかを真剣に考えたと言う棚田校長。

前任校で、「意識改革」に重点を置いて取り組んだことについて、生徒指導面を中心に教えてもらいます。


通信・議会質疑 話題の質問ダイジェスト

食育

今週の「通信・議会質疑」のテーマは、食育についてです。食育に関する質問に対する各地の教育長の回答をお届けします。

  • 給食を実施していない学校における食育の推進と、共通の教材による食育指導をどう考えるか。(神奈川県議会)
  • 「食育」教育の役割を担う栄養教諭がいる学校と、いない学校で教育上の不公平は少しでも早く解消すべきと考える。今後の配置の方向性は。(秋田県議会)
  • 学校給食の牛乳の提供についてどう考えるか(岩手県議会)

教育問題法律相談

熱中症をめぐる最新判例

佐藤香代・弁護士

全国で年々増加している子どもの熱中症。最悪の場合、死に至ることもあり、熱中症への対策は学校において、重要な課題の1つです。クラブ活動や体育の授業時などに、児童・生徒が熱中症で倒れた場合、学校側の指導・管理不足とされ裁判となるケースも。

今週の「教育問題法律相談」では、熱中症をめぐり高額な賠償命令が下された最新の判例をもとに、弁護士の佐藤香代氏にポイントを詳しく解説してもらいます。

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