No.1415 「潮流」に日本子どもの本研究会の水越規容子氏が登場!
「潮流」水越規容子氏(日本子どもの本研究会事務局長)に聞く
1967年に設立され、来年、50周年を迎える日本子どもの本研究会。作家や画家、評論家、保育士、研究者、教員、学校司書など、子どもの本に関わる様々な分野の人が参加しています。主な活動は、月2回の子どもの本の選定、月間書評誌「子どもの本棚」の刊行、全国大会、「子どもの本の学校」、セミナー開催など。今年の8月に開催された全国大会では「世界に目を広げよう 子どもと本の出会い―多様な生き方と向き合う」をテーマにした講演や読書会などを実施。また来年の50周年に向け、作品賞や実践・研究賞の創設や同会の新しいロゴマークのデザイン、キャッチコピーの募集などを現在行っているそうです。
今週のインタビュー「潮流」のコーナーでは、日本子どもの本研究会事務局長の水越規容子さんに、活動内容や今後の学校図書館の在り方などについて詳しく伺います。
解説・ニュースの焦点
中教審、次期学習指導要領改訂で答申
12月21日、中央教育審議会は「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策について」と題する答申をまとめました。答申は「生きる力」の理念の具体化を図り、「社会に開かれた教育課程」の実現を目指したものとなっています。答申を受けて文部科学省は本年度内に幼稚園、小学校、中学校などの学習指導要領を告示、高校は来年度中に告示予定。
GPA制度を導入する大学、78%に
文部科学省は12月13日、平成26年度の大学における教育内容等の改革状況について調査結果を公表。GPA制度を導入する大学は前回調査時の49%から78%に。また学生の学修時間・行動の把握をする大学は37パーセントから77%に増加。一方で、大学教員の職能開発(FD)への参加率が低いなど、大学教育の質の向上という面においては課題が見られました。
教育の危機管理
お金がある貧困
昨今、世間でよく取り上げられるようになった「子どもの貧困」。一般的に「子どもの貧困」とは保護者の収入が少なく経済的に苦しい状況にいる子どものことを指します。その一方で、「お金があるように見えるのに貧困におかれている子ども」の存在はあまり知られていないそうです。お金がある貧困とは、具体的にどういったものなのでしょうか?
今週の「教育の危機管理」では、立正大学社会福祉学部特任准教授の石橋昌雄先生に、“お金がある貧困”について詳しく解説していただきます。
資料
OECD生徒の学習到達度調査(PISA2015)の結果(概要)
12月6日、文部科学省はOECD生徒の学習到達度調査(PISA2015)の結果を公表。本調査のポイントと松野文部科学大臣のコメント、また関連資料として「読解力の向上に向けた対応策」などを掲載します。