No.1408 特別企画で「無戸籍学齢児童の実態と支援事例」を掲載!


特別企画

無戸籍の学齢児童への支援事例は?

平成28年3月現在で把握された無戸籍の学齢児童生徒の数は191人。このたび、文部科学省は無戸籍の学齢児童生徒の実態と教育委員会等での取り組み状況をまとめました。今回の調査で、約15%の無戸籍の学齢児童生徒が生活上の課題を抱えていることが分かりました。
今週の「特別企画」では、無戸籍の学齢児童生徒の実態と教育委員会等の支援事例などを掲載します。


「潮流」 井上逸兵氏(地球ことば村・世界言語博物館副理事長)に聞く

「ことば」を人類共通の財産と考え、その理解と伝承を目的に、さまざまな活動を行っている特定非営利活動法人地球ことば村・世界言語博物館。副理事長の井上さんによると、現在、世界の言語は6000程あると言われていますが、今世紀中には、半分以下になるとの予測があるそうです。また、日本語においても、方言や“美しい日本語”の話者が少なくなってきているという現状も。そこで、「ことば」を人類共通の財産として考える同法人は、「ことば」について考えるための情報提供の場として、ネット上に「言語博物館」を創設したり、「ことば」について考える交流会や討論会の場を設けたりするなどして、ことばの多様性を守っていく活動を行っています。
今回のインタビュー「潮流」のコーナーでは、地球ことば村・世界言語博物館副理事長である井上逸兵さんに、言語の多様性やSNSの普及などを踏まえて、同法人の活動内容・目的などについて詳しく伺います。


解説・ニュースの焦点

いじめ防止対策で議論のとりまとめ

10月24日、文部科学省のいじめ防止対策協議会はいじめ防止対策推進法の施行状況に関する議論の取りまとめ案を大筋で了承。いじめの情報共有が教員の義務であることを改めて強調しました。また、いじめの認知件数が低い都道府県に、文科省が個別に確認・指導することなどを要求しています。

暴力行為、いじめ認知件数 増加傾向

10月27日、文部科学省は平成27年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果の速報値を公表。小・中・高における暴力行為の発生件数は、5万6963件(前年度5万4246件)と増加。いじめの認知件数は前年度より3万6468件増加の22万4540件に。


教育の危機管理

部活動中のけが、顧問教諭の過失を認めた事例

今回取り上げるのは、高校1年生の柔道部員が試合前のウォーミングアップ練習中に投げられて、急性硬膜下血腫を発症した事故について。この事故に対し、原告側は、柔道部の顧問教諭に事故の発生を未然に防ぐべき指導上の注意義務違反があったと主張して損害賠償を請求。判決では、控訴人が何らかの障害を負う可能性を、十分に予見可能であったとして、顧問教諭の過失を認定しました。
東京都立雪谷高校主幹教諭の梅澤秀監さんに、この事例について考察していただきます。


特別資料

「次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議のまとめ」についての意見

次期学習指導要領の改訂に向けて中央教育審議会の教育課程部会が公表した「審議のまとめ」への意見聴取のうち、全国連合小学校長会の意見を掲載します。

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