No.1339 「潮流」に大空小学校前校長の木村泰子さんが登場!

週刊教育資料 2015年4月20日号

潮流 学校は「パブリック」な存在に

木村泰子・前大阪市立大空小学校校長

2006年の開校以来、「不登校ゼロ」や地域と一体となった学校づくりを進めてきた大阪市立大空小学校。同校が舞台となったドキュメント映画「みんなの学校」の上映により、全国から注目を集めています。

今週のインタビュー「潮流」には、大空小学校の開校に携わり、校長を務めた木村泰子さんが登場。開校当時に目指した学校の姿や、大空小学校の特徴などについて詳しくお話を伺います。


解説・ニュースの焦点【1】

読書活動推進計画策定は1203市町村に

「子どもの読書活動の推進に関する法律」の第9条の制定に基づき、都道府県と市町村は、子ども読書活動推進計画を策定するよう努めることとなっています。文部科学省は4月8日、「子ども読書活動推進計画」の策定状況を公表。市町村では平成26年度末で、1203市町村(全体の69%)が策定しており、前年度より4.9ポイント増加という結果になりました。

今週の「解説・ニュースの焦点」で、具体的な数値を掲載し、状況調査の結果を詳しくお伝えします。


解説・ニュースの焦点【2】

安全計画、安全マップ作りなどの取組で後退も

文部科学省が3月31日付で、「学校安全に関する更なる取組の推進について」の依頼文書を教育委員会などに発出しました。学校安全計画の策定は法律上の義務であるにも関わらず、平成25年度の策定率は94.4%で平成23年度を下回る結果に。また、通学路安全マップを児童生徒に作成させる取組も後退する傾向がありました。

今週の「解説・ニュースの焦点」で、学校安全計画の策定率や文科省が学校に求める取組について詳しくお伝えします。


校長・教頭を目指す!管理職選考合格への流儀

管理職としての資質 危機管理

向山行雄・帝京大学教職大学院教授

学校管理職である校長・教頭を目指す方々に向けた「管理職選考合格への流儀」。今週のテーマは「危機管理」についてです。学校で起こりうるさまざまな事故や危険に日頃からアンテナを張っておく必要がある管理職。学校現場に限ったことではありませんが、リーダーの危機管理能力が欠如しているために組織が混乱し、想定外の事態に陥ることは多々あります。

帝京大学教職大学院の向山行雄教授に学校における危機管理の重要性について解説してもらいます。


教育の危機管理

条件附採用期間内の初任者の免職

佐々木幸寿・東京学芸大学教授

4月、多くの新人教員が教壇に立ちます。夢や希望を持って憧れの教員生活をスタートさせた新人の指導に熱がこもることでしょう。しかし、中には教師に向いていないと判断せざるを得ない新人教員もいるのではないでしょうか。

東京学芸大学の佐々木幸寿教授に、小学校の音楽教員として条件附採用されたものの、1年後に成績の不良を理由に免職された事案について、判例をもとに詳しく解説してもらいます。


通信・議会質疑 話題の質問ダイジェスト

不登校対策

減少の傾向にあった児童・生徒の不登校が平成25年度に増加し、今も大きな社会問題となっています。今週の「通信・議会質疑」のテーマは、不登校対策について。不登校対策に関する質問に対する各地の教育長の回答をお届けします。

  • 不登校児童生徒の適応指導教室「杜のひろば」の取組についてどう考えるか。また、未然防止に向けてどうするのか(仙台市議会)
  • 不登校対策は教委単独の取り組みではなく、全庁的取り組みとして行われることを提案したい(宮城県議会)
  • 県教育委員会として、適応指導教室をどう捉え、不登校対策の充実に今後どう取り組んでいくのか(神奈川県議会)

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