No.1305 特別企画にて「モラルジャパン」目指し道徳教育を見直すを掲載!

週刊教育資料 2014年7月21日号

特別企画 「モラルジャパン」目指し道徳教育を見直す

7月6日開催 日本道徳教育学会シンポジウムから

始めましょう!モラル・ジャパン・プロジェクト

~『みんなの道徳』を目指して、考え、話し合いましょう~

7月5日、6日の両日、昭和女子大学で日本道徳教育学会が開催されました。今回は7月6日に、前半と後半にわたり以下のテーマで開かれたシンポジウムの模様をお届けします。

前半のテーマ:道徳の特別教科化で学校教育はどう変わるのか

道徳の教科化で何が期待できるのか、道徳授業のどこが問題かについての指摘、提言。また、児童の心に響く道徳授業を展開するための実践例をリポートします。

シンポジスト

  • 無藤隆(白梅学園大学教授)
  • 諸富祥彦(明治大学教授)
  • 西野真由美(国立教育政策研究所総括研究官)
  • 木下美紀(福岡県福津市立津屋崎小学校主幹教諭)

後半のテーマ:みんなで考え、取り組み、広めよう! 日本の道徳の心

東日本大震災での被災地の人々の行動や生き方が世界で評価されるなど、日本人の道徳心をどう捉えるのか、さらには東京オリンピック・パラリンピックなどの開催を見据えてどう発信していくのかというテーマで様々な発言がありました。

シンポジスト

  • 横山利弘(関西学院大学名誉教授・本学会名誉会長)
  • 塩見みづ枝(文部科学省教育課程課課長)
  • 興梠寛(昭和女子大学特任教授・世田谷ボランティア協会理事長)
  • 尾上浩一(日本PTA全国協議会会長)

潮流

安心して留学できる環境に

星野達彦・一般社団法人JAOS海外留学協議会理事・事務局長

グローバル化の進展とともに海外への留学やさまざまな体験へのニーズが高まっています。

今週のインタビュー「潮流」では、安心できる留学環境の実現のため、情報提供や相談、研修を実施してきた星野達彦氏(一般社団法人JAOS海外留学協議会理事・事務局長)にお話を伺いました。

星野氏が行ってきた活動、海外留学の現状、留学カウンセラーの育成や資格取得などについて語っていただきます。


どの子も育つ 特別支援教育のノウハウに学ぶ

時代の流れ感知する管理職に期待

廣瀬由美子・明星大学教授に聞く 上

特別支援学級での指導経験と国立特別支援教育総合研究所での研究にも携わってきた廣瀬由美子氏(明星大学教授)に、特別支援教育と教科教育の融合や学校経営に生かす視点などを伺いました。

学校経営計画に「特別支援教育の視点」を加える重要性や、校内体制の整備(校内委員会の設置、特別支援コーディネーターの指名)など、今後学校管理職に求められる特別支援教育への姿勢や考え方を提案していただきます。


マイオピニオン

地方でこそパブリック・スクールを

貝ノ瀨滋・東京都三鷹市教育委員会教育委員長

コラム「マイオピニオン」には東京都三鷹市教育委員会教育委員長の貝ノ瀨滋氏が登場。

地方での人口減少・流出が危機的状況であるという日本創成会議の報告書が話題になっています。

学校規模の適正化から学校統廃合は避けて通れない事実であるとしながらも、地方から日本の教育を変えるチャンスであると語る貝ノ瀨氏。

貝ノ瀨氏が提案する学校統廃合の捉え方と「日本型パブリック・スクール」とは。


資料

今後の学制等の在り方について(第五次提言)

平成26年7月3日 教育再生実行会議

政府の教育再生実行会議は7月3日「今後の学制改革等の在り方について」と題する第五次提言をまとめました。

今週の巻末「資料」では、提言の全文と関連する資料を掲載します。

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