No.1314 潮流にて「子どもを中心とした学校に」を掲載!

週刊教育資料 2014年10月6日号

潮流 子どもを中心にした学校に

奥地圭子・東京シューレ葛飾中学校校長

不登校の生徒であることが入学の条件である東京シューレ葛飾中学校。子どもが中心であることを重視する同校では、子どもたち自身が自分の個性に合った学校を創っています。

今週のインタビュー「潮流」では、不登校の子どもの居場所や成長の場づくりに長年取り組んできた、東京シューレ葛飾中学校校長の奥地圭子氏にお話を伺います。子どもは1人1人がかけがえのない生命を持ち、自ら成長する力と個性を持った存在であるという奥地氏。フリースクール「東京シューレ」を設立したきっかけ、東京シューレ葛飾中学校のカリキュラムや学校生活の様子、教職員の体制などを詳しく紹介していただきます。


特別企画 安全教育の目標・内容で試案

中教審学校安全部会

9月に開催された中央教育審議会の学校安全部会。「防災教育を含む安全教育の指導時間確保について」、「教員養成や教職員に対する研修における学校安全の実態及び充実について」などが議題として上がりました。会合では、学習指導要領の改訂をにらんで、小学校から高等学校までの学校における安全教育の目標・重点・内容の試案などを基に議論。「教科化」に向けた実践研究も始まっています。

今週の「特別企画」にて、「安全教育の目標・重点・内容」の系統性を記した表も合わせて、これからの安全教育について詳しくお伝えします。


特別資料 小中一貫教育の制度設計の基本的方向性(論点メモ)

9月29日、中央教育審議会の小中一貫教育特別部会が、小中一貫教育の制度化の在り方について審議。検討にあたる留意点として、「これまでの全国での先導的な取組の成果・課題を十分に踏まえる必要がある」、「地域の実情を踏まえた柔軟な取り組みを可能とする必要がある」という2点が挙げられました。

今週の「特別資料」にて、会合で事務局から出された「小中一貫教育の制度設計の基本的方向性」と題する論点メモの抜粋を掲載します。


教育の紛争

朝鮮学校に対する街頭での威圧的、侮蔑的な示威活動等が不法行為とされた事例

佐々木幸寿・東京学芸大学教授

特定の人種や民族に対して差別や憎しみをあおるヘイトスピーチ。海外では、許されない行為として法律で規制している国もありますが、表現の自由との関係から日本での立法化は依然として不透明な状況です。

今週の「教育の紛争」で取り上げるのは、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)が、朝鮮学校に対し行ったヘイトスピーチ、示威活動が不法行為であるとされた事例について。東京学芸大学の佐々木幸寿教授に事案の概要から、判決の要旨、学校教育へ示唆されることを解説していただきます。


自著を語る 絶望のテレビ報道(PHP新書)

安倍宏行・Japan In-Depth編集長

情報過多と言われる現代。大量の情報の中にはウソや悪質なデマなどもあり、メディアの情報を読み解く力が重要になってきています。

今週の「自著を語る」には、「絶望のテレビ報道」(PHP新書)の著者、安倍宏行氏が登場。メディア全般について正しく理解した上で、大量に流れてくる情報にどのように接すれば良いのかを考えて欲しいという安倍氏。テレビ局を辞め、独立してウェブ・メディアを立ち上げた経緯、今後のリテラシー教育に望むことなどを語っていただきます。

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