No.1313 潮流にて「自立した大人へ、幼児期から金銭教育を」を掲載!

週刊教育資料 2014年9月22日号

潮流 自立した大人へ、幼児期から金銭教育を

羽田野博子・ファイナンシャルプランナー(NPO法人マネー・スプラウト代表理事)

金融商品や金利のみならず、保険や住宅ローン、教育資金や老後資金などの資金計画も含め、お金に関わる相談全般を扱うファイナンシャルプランナー。専業主婦時代にファイナンシャルプランナーの資格を取得した羽田野博子氏は、相談活動の中でお金に関する教育を受けていない人が多いことを実感し、大人と子どもの金銭教育の芽を育む趣旨でNPO法人マネー・スプラウトを設立。幼児期から社会人までの金銭教育のポイントをまとめた「お子さんがお金に興味をもったら読む本」の著者としても知られています。

今週のインタビュー「潮流」では、羽田野氏に金銭教育において大切であること、同法人が開発した金銭感覚を養うゲーム、「おこづかいゲーム ニーズ&ウォンツ」について、学校での金銭教育に期待することなどを伺います。


校長講話

危険な遊びを一律に禁止していては児童の危険回避能力は育たない

野口晃男・盛岡大学非常勤講師(元盛岡市立中野小学校校長)

児童生徒の安全意識を高める指導は、管理職として欠かせない仕事の1つです。しかし、怪我や事故などを恐れるあまり、危険と捉えられる遊びを何でも一律に禁止することは、子どもたちの危険回避能力の育成につながるのでしょうか。「遊びには常に適度な危険が存在していることを認識し、その危険を回避しながら遊べる力を身に付けさせることが大切である」と盛岡大学非常勤講師の野口晃男氏は語ります。

今週の「校長講話」では、野口氏に学校がどのような考えを持って安全指導にあたっているかを、具体的な事例を示した上で、保護者に通知するための講話例を2つ紹介していただきます。


教育の紛争 教室エアコン設置の是非

廣瀨裕一・上智教育大学教授・学長特別補佐

市立小中学校、特別支援学校の教室にエアコン設置を求める市民の請願を不採択とした千葉市議会。報道の「耐える能力も必要」という発言部分が波紋を呼び、ネット上では、「精神論は言語道断」、「熱中症になってからでは遅い」といった反論や、発言を指示する意見などが飛び交いました。

今週の「教育の紛争」では、今回の問題をどう考えていけばよいのかを上智教育大学の廣瀨裕一教授に伺いました。限られた財源と優先順位、エアコンの設置で学習環境がどのように変わるのかなど、さまざまな視点で今回の問題について語っていただきます。


自著を語る 上司の言い分 部下の言い分(角川SSC新書)

濱田秀彦・人材育成コンサルタント

「部下の言いたいことがわからない」
「うちの上司には言いたいことが伝わらない」

50代のベテランと20代の若手が多く、中堅の教諭が少ないと言われている昨今、このような声は一般企業だけでなく学校現場でも上がっているのではないでしょうか。お互いの立場が違うため言い分が異なるのは当たり前ですが、対立したままでは職場の課題は解決しません。

今週の「自著を語る」には、「上司の言い分 部下の言い分」(角川SSC新書)の著者、濱田秀彦氏が登場します。上司と部下、両者の意見を並べ問題の本質に立ち返ることで「第3の道」を探れないだろうかと考えたことが本を執筆するきっかけになったと語る濱田氏。多彩なコミュニケーションスキルを磨く方法を提言してもらいます。


資料 「平成27年度文部科学関係概算要求のポイント<概要>」

文部科学省は8月29日、平成27年度概算要求をまとめました。このうち、文教関係予算の要求・要望額は4兆4284億円で、平成26年度予算より8・1%増。

今週の巻末「資料」では、「文教関係予算のポイント」などの概要を掲載します。

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