No.1310 特別企画にて「英語の外部検定試験をどう活用するか」を掲載!

週刊教育資料 2014年9月1日号

特別企画 英語の外部検定試験をどう活用するか

現在、急ピッチで進められている日本の英語教育改革。文部科学省は、「英語力の評価及び入試における外部試験活用に関する小委員会」を設置し、英検やTOEFLをはじめとする外部検定試験を大学入試などに活用することを検討してきました。外部検定試験の活用を進めることで、中学校や高等学校における英語教育にも影響を及ぼすことが予想され、コミュニケーション能力や論理的思考力の検証など、授業指導改善に生かそうという動きも見られつつあります。

今週の「特別企画」では、英語教育における外部検定試験の活用法について、新しい動きを詳しくお伝えします。


解説・ニュースの焦点【1】

英語教育改革で先取り対応セミナー

本誌編集部

株式会社ナガセと日本教育新聞社による「英語教育改革先取り対応セミナー」(文部科学省・外務省ほか後援)が8月19日、東京・西新宿のベルサール新宿グランドで開催。全国10ケ所で開催された当セミナーには、英語科教員を中心に多数の受講者が参加し、これからの英語教育改革の動きやTOEFLを活用した授業力アップの方策などを学びました。

今週の「解説・ニュースの焦点」では、鈴木典比古・国際教養大学学長や向後秀明・文部科学省教科調査官による講演など、東京会場で行われた当セミナーの模様をお届けします。


解説・ニュースの焦点【2】

和歌山県で学校文化の再興テーマに教育セミナー

本誌編集部

8月24日、「教育セミナー関西2014」が和歌山県教育センター学びの丘で開催されました。テーマは、「学校文化の再興 – 教師自らが子どもと創る学校への転換」。教育改革の流れを大きな視点で捉えるとともに、地域との連携や授業改善、保護者との関係づくりなど、学校現場に密着した課題について実践的事例を踏まえて学び合いました。

今週の「解説・ニュースの焦点」では、前川喜平・文部科学審議官の講演や分科会の様子など、当セミナーの模様を詳しくお伝えします。


校長講話 非行の子どもの指導をめぐって

西林幸三郎・大阪芸術大学初等芸術教育学科教授

大阪市長の推薦により着任した11人中6人が世間を騒がせることとなった民間人校長、学校管理職試験受験者の激減、そして、問題行動を起こす子どもを一か所に集めた「指導教室」の設置。西林幸三郎・大阪芸術大学初等芸術教育学科教授は、現在の大阪市の異様な実態を全国に知ってほしいと言います。

今週の「校長講話」では、大阪市教育委員会が提起した「非行の子どもの指導教室設置」に関する意見、問題行動を起こす児童・生徒への指導にあたり心得ておくべき点などを西林氏に述べていただきます。


教育の危機管理 危険ドラッグの危険性と対応

鬼頭英明・兵庫教育大学大学院教授

全国で危険薬物の乱用による事件や事故が相次いでいます。福岡県の小学校長の覚醒剤所持、東京池袋で発生した危険ドラッグ吸引による交通死亡事故など、極めて深刻な事態となっている危険ドラッグの拡がり。薬物乱用は成人期になって始まるものではないという指摘もあり、子どもたちにドラッグの危険性を理解させることは教育が果たす重要な役割です。

今週の「教育の危機管理」では、鬼頭英明・兵庫教育大学大学院教授が、危険ドラッグの定義や変遷、健康に対する影響をはじめ、教育上の対応やドラッグに対する考え方までを詳しく解説します。


資料

1. 平成25年度 学校教員統計調査中間報告 – 調査結果の概要㊦

文部科学省は8月4日、「平成25年度 学校教員統計調査中間報告」を公表。学校教員統計調査は3年ごとに教員構成や個人属性、職務態様や異動状況などを明らかにすることを目的に行われています。

今週の巻末「資料」では、「大学・短期大学・高等専門学校の調査結果」「教員異動調査」などを掲載します。

2. 平成25年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果[速報値] 平成26年度3月1日現在(全校種)

文部科学省は8月8日、「平成25年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果[速報値]」を公表。初等中等教育における教育の情報化の実態等を把握し関連施策の推進を図るため、毎年実施されています。

今週の巻末「資料」では、調査結果のうち、「平成25年度の都道府県別学校におけるICT環境の整備状況」について掲載します。

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