No.1391 教育の危機管理で「児童、生徒の健康相談・保健指導」を掲載!
教育の危機管理
学校保健安全法に位置付けられた健康相談と保健指導
時代とともにますます多様化する傾向にある児童・生徒の健康問題。法政大学の鬼頭英明教授は、学校保健安全法について、教職員が様々な専門家の協力を得ながら子供たちを守ろうとする理念が根底にあるともいえると言います。
今週の「教育の危機管理」は、法政大学の鬼頭英明教授に学校保健安全法を踏まえて、健康相談と保健指導について伺います。
解説・ニュースの焦点【1】
コミュニティ・スクールが417校増え2806校に
文部科学省は6月10日、平成28年4月1日現在のコミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)指定校数を公表しました。指定校数は前年度から417校増えて、2,806校へ。また、コミュニティ・スクールに類似する取り組みを行っている小・中・義務教育学校は6,814校となりました。
今週の「解説・ニュースの焦点」で、指定状況などについて詳しく解説します。
解説・ニュースの焦点【2】
教職員等の選挙運動の禁止等で通知‐文科省
文部科学省が6月1日、教職員等の選挙運動の禁止等について通知を出しました。参議院議員の通常選挙に先立ち、服務規律の確立を改めて求めたもの。地方公務員法や教育公務員特例法、公職選挙法、人事院規則の法令上の規定を踏まえて、教育公務員の違反行為の具体例なども参考として示されました。今週の「解説・ニュースの焦点」で、通知の内容を詳しくお伝えします。
特別企画 中学校部会「とりまとめ」のポイント案
中教審・教育課程部会の「中学校部会」が6月3日に開かれました。これまでの議論を踏まえた「とりまとめ」に盛り込むことが考えられるポイント案が示された同会合。今週の「特別企画」で、ポイント案の一部を掲載します。
合理的配慮‐現場の対応事例
今求められている学校の「包容力」とは
前回(6月6日付1389号)に続き、三重県立学校の坂田広峰教頭に高校現場で求められる「包容力」について伺います。これまで、高校定時制・通信制教育の現場で特別支援教育に関わってきた坂田教頭。前回は、学校の「包容力」とインクルーシブ教育の関連性、「包容力」を測る目安となる基礎的な環境整備と合理的配慮のクオリティについて解説してもらいました。
今週は、求められる「包容力」の具体的な事例と課題を紹介してもらいます。
管理職必携 安心・安全の新常識
ストレス対処、性に関する指導などで高校保健教育の手引き
文部科学省はこのほど、高校の保健教育の参考資料として「『生きる力』を育む高等学校保健教育の手引き」を作成しました。学校における保険教育の基本的な考え方、授業を行う際に参考となる事例や各教科が相互に関連するためのポイントなどが示されたもの。
今週の「管理職必携 安心・安全の新常識」で、手引きの内容のうち、ストレス対処、性に関する指導などに関連したものを紹介します。
通信・議会質疑 英語教育
今週からの「通信・議会質疑」のテーマは、「英語教育」について。小学校英語の教科化に向けて、各地で様々な議論がされています。「英語教育」に関する質問と、質問に対する各地の教育長の回答をお届けします。
- 英語教育推進リーダー養成の現状はどうか(岡山県議会・平成27年12月)
- 教員の英語指導力の向上に向けて今から事前に取り組んでいくことが必要と考えるが(東京都議会・平成28年2月)
- 英語教育を担当する教員の英語力や指導力を向上させるための取り組みは(鹿児島県議会・平成28年3月)
教育問題法律相談 熱中症
角南和子・弁護士
夏を控え、熱中症の予防や対策について講じられる時期となってきました。部活動や体育の時間において、児童・生徒が運動中にふらついた程度でも、熱中症を疑って対応しなければならないのでしょうか。
今週の「教育問題法律相談」で、弁護士の角南和子さんに熱中症に関する安全配慮義務について詳しく解説してもらいます。