No.1303 潮流にて「『継承と発展』をテーマに進めたい」(山田勇)を掲載!
潮流
「継承と発展」をテーマに進めたい
山田勇・全国公立学校教頭会会長
今週のインタビュー「潮流」では、今年6月に全国公立学校教頭会会長に就任された山田勇氏(埼玉県川越市立寺尾小学校教頭)にお話を伺います。
義務教育の最大の課題は教職員の育成・能力の向上だという山田新会長。
国民の学校教育へ寄せる期待に見合うだけの教育のプロ集団を作り上げたいと熱意を語ります。
インタビューではこの他にも、新会長に就任しての抱負や、全国公立学校教頭会の今後の活動方針と国の教育改革の動きへの対応、本年度の東日本大震災の被災地への支援などについて質問。
後半では山田氏のこれまでの教員人生を振り返っていただきます。
山田新会長が全国の副校長・教頭先生へ伝えたいメッセージとは。
解説・ニュースの焦点【1】
教育予算の充実、理科の現場から提案
理科カリキュラムを考える会
本誌編集部
生徒数の減少に応じて教員も減らすべきか―など、今後の文教関係予算の在り方について、NPO法人理科カリキュラムを考える会(滝川洋二理事長)は6月15日、「日本の未来と教育予算―基礎的な科学リテラシーを保証するために」と題したシンポジウムを開催しました。
小学校での教科担任制の拡大を含め、理数教育の充実の視点から学校教育を支える様々な職員の体制整備や教材充実を求める意見が出されました。
今週の「解説・ニュースの焦点」ではこのシンポジウムの模様を詳しくお伝えします。
解説・ニュースの焦点【2】
性同一性障害対応例606件
学校生活で「配慮」は6割
本誌編集部
文部科学省は6月13日、学校における性同一性障害に係る対応に関する調査結果を初めて公表しました。
報告があったのは606件で小学校93件、中学校110件、高校403件。
トイレや更衣室、制服など、特別な配慮をしている学校は全体の62%でした。
今週の「解説・ニュースの焦点」では、この調査結果の内容について詳しくお伝えするとともに、次号巻末「資料」では関連資料を掲載します。
特別企画
スーパーグローバルハイスクールは何をめざすのか
福井大学で実践交流
グローバルな社会課題を発見・解決できる深い教養とコミュニケーション力などを持って国際的に活躍できるグローバル・リーダーを高等学校段階から育成することをねらった文部科学省の「スーパーグローバルハイスクール」(SGH)事業。
福井大学教職大学院が実施している「実践研究 福井ラウンドテーブル」において、特設公開セッション「高校教育・高大連携」が行われました。
「SGH校がめざすこれからの高校教育の展望とグローバル社会における学びの転換」をテーマに、全国で指定されたSGH56校のうち、北海道札幌開成高等学校、富山県立高岡高等学校、金沢大学附属高等学校、福井県立高志高等学校、京都市立堀川高等学校の5校が自校の取り組みを報告。
大学との連携や海外研修などの工夫といった、課題になっていることをめぐって意見交換しました。
今週は特別企画としてこの公開セッションの模様をリポートします。
管理職必携 安心・安全の新常識
ICTと健康問題で文部科学省がガイドブック【上】
教室の明るさ、電子黒板で点検項目
本誌編集部
文部科学省はこのほど、「児童生徒の健康に留意してICTを活用するためのガイドブック」を公表しました。
各種調査結果をもとに、ICT機器の画面の見えにくさの原因やその改善方策、児童生徒の姿勢に関する指導など、専門家の知見を踏まえて分かりやすく解説したものです。
また、学校だけでなく家庭の保護者による指導も促す内容を加え、チェックリストなども掲載。
電子黒板やタブレットPCなど、新しい教育機器による環境への対応などに配慮したガイドブックとなっています。
「管理職必携 安心・安全の新常識」では今回と次回の2回にわたって、このガイドブックのポイントを紹介します。
資料
「今後の放課後等の教育支援の在り方に関するワーキンググループ取りまとめ」案(概要)
平成26年6月6日 中央教育審議会生涯学習分科会・ワーキンググループ
中央教育審議会生涯学習分科会の「今後の放課後等の教育支援の在り方に関するワーキンググループ」は6月6日、「社会総がかりでの放課後や土曜日等の教育支援の充実に向けて」と題する最終報告を取りまとめました。
今週の巻末「資料」では、同日の会合で示された最終案の「Ⅳ基本的方向性を実現する具体的方策①~社会総がかりで放課後等の教育の充実に向けた新たな方策」と「Ⅴ基本的方向性を実現する具体的方策②~土曜日の豊かな教育環境の実現に向けた新たな方策」の部分を掲載します。