No.1364 校長講話で「戦後70年の決意-人間愛を貫いた日本人-」を掲載!

週刊教育資料 2015年11月9日号

校長講話

戦後70年の決意 -人間愛を貫いた日本人-

岩瀨正司・元全日本中学校長会会長

日本の植民地支配下にあった台湾で、烏山頭ダムの建設に携わり、農業の発展に大きく貢献した日本人土木技師の八田與一。ダムの前には銅像が立ち、学校の教科書に取り上げられるなど、台湾でもっとも親しまれている日本人と言われています。八田與一が今でも台湾の人々から敬愛されるのは、国の発展に貢献しただけでなく、彼の人柄や人間的魅力があったからのようです。

今週で5回目を迎える校長講話「戦後70年の決意」で、岩瀨正司氏に、八田與一を題材にした全校朝礼での講話例を紹介してもらいます。


事務新時代

学校の多忙化解消のキーパーソンは、事務職員

奥山玲子・岡山県教育委員会就学課嘱託

今週の「事務新時代」のテーマは、「学校の多忙化」について。小学校4校、中学校3校で38年間学校事務に携わってきた岡山県教育委員会の奥山玲子氏に執筆してもらいました。近年叫ばれている教員の多忙化を解消するためには、もっと学校事務職員を活用するべきだと主張する奥山氏。

学校の多忙化解消のキーパーソンとなる「新しい時代の事務職員」の姿を奥山氏に提案してもらいます。


高校現場最前線

グローカルに「考動」できる人材育成

関西大学高等部

2010年4月、関西大学高槻ミューズキャンパスに開校した関西大学高等部。初等部・中等部・高等部が連携して12年一貫教育を行い、「高い人間力」の育成を目指しています。昨年はスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定され、グローバルな社会課題・ビジネス課題について研究に取り組んでいるという同校。

今週の「高校現場最前線」で、同校の辻勝也教頭に、SGHの多彩な取り組みについて詳しく紹介してもらいます。


教育問題法律相談

「要対協」とは

澤田稔・弁護士

担任の指導に不満を述べて子どもを登校させない保護者がいて、会って話をすることもままならない-。このような場合、学校は児童相談所に虐待通告するなどの手段をとるべきなのでしょうか。

今週の「教育問題法律相談」では、要保護児童対策地域協議会(要対協)について弁護士の澤田稔氏に解説してもらい、問題にどう関わっていくかを教えてもらいます。


マイオピニオン

“初めから友達にならない” 静的暴力への指導を

品川裕香・教育ジャーナリスト

無視をされたり、暴力を振るわれているわけではないが、周りに友達がいない-

教育ジャーナリストの品川裕香氏は最近取材をしていて、周囲から人間関係を築いてもらえない「ボッチ(一人ぼっち)」な子が増えていると感じると言います。誰と友達になるのも、会わない人とは付き合わないのも個人の自由という考え方もありますが、果たしてそれは子どもにとって正しい教育と言えるのでしょうか。

今週のコラム「マイオピニオン」で、人間関係を拒否する「静的暴力」について考えを伺います。

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