No.1388 教育の危機管理「アクティブ・ラーニングを支える学級づくり」を掲載!
教育の危機管理
アクティブ・ラーニングを支える学級づくり
佐藤正志・白梅学園大学元教授
次期学習指導要領の改訂に向け、議論が盛んになっているアクティブ・ラーニング。活動内容が論点になりがちですが、「協働的な学びを支える学級集団」という点にも焦点を当てることが重要です。子どもたち互いに認め合い励まし合う学級で学ぶことが、確かな学力やこれから求められる資質・能力を身につける学びになると語る佐藤正志さん。
今週の「教育の危機管理」は、「アクティブ・ラーニングを支える学級づくり」をテーマに、全員参加の授業を支える学級づくりや、協働的な学びを成立させる集団作りについて考察していきます。
校長講話 いじめ・体罰のない明るい学校を目指して
岩瀨正司・元全日本中学校長会会長
昨年9月に文部科学省が発表した「児童生徒の問題行動調査」によると、平成26年度の不登校児童生徒数は12万人を超えるという結果に。中学生は10万人に迫る数の子どもたちが不登校状態で、これは、中学生の36人に1人が該当するということになります。残念ながら、絶対的な解決策はまだ見当たらないと思われる不登校。子どもたちの事を第一に考え、試行錯誤しながら、対策を進めていくしかないようです。
今週の「校長講話」は、岩瀨正司さんに朝礼や職員会議の場で、学校の楽しさを子どもたちや先生に伝える講話例を紹介してもらいます。
特別資料
教育の強靭化に向けて(文部科学大臣メッセージ)
馳浩文部科学大臣が、5月10日付で「教育の強靭化に向けて」と題するメッセ―ジを発信しました。今後の学校教育に不可欠な「学習指導要領改訂」と「次世代の学校・地域創生の実現」の一体的な推進のために、夏に向けて取り組むべき当面の重点事項を掲げたもの。
今週は「特別資料」として、同メッセージと関連資料の一部を掲載します。
教頭実務ガイダンス
教頭・副校長の職務(安全・安心な学校づくり)
田根洋・千葉県流山市立流山小学校校長
学校は安全が守られ、子どもたちが安心して学べる場所でなくてはなりません。教頭先生の重要な職務の1つである「安全・安心な学校づくり」。「安全・安心な学校づくり」の推進のためには、児童・生徒に危険を及ぼす可能性のある事柄を把握し、手立てを講じる必要があると田根洋校長は言います。
今週の「教頭実務ガイダンス」で、教頭として怠ることのできない、「安全・安心な学校づくり」について詳しく解説してもらいます。
アクティブ・ラーニングー学びを変える!
深い学びの視点と「見方や考え方」とは
中教審の教育課程部会が、「アクティブ・ラーニングの視点と資質・能力の育成との関係についてー特に『深い学び』を実現する観点から」という資料を公開しています。各教科の特性に応じ育まれる「見方や考え方」と、アクティブ・ラーニングの視点である「深い学び」との関係について指摘している同資料。
今週の「アクティブ・ラーニングー学びを変える!」で、同資料にて指摘されている論点を確認・解説していきます。
マイオピニオン 地域で小中一貫教育校を育てる
天笠茂・千葉大学特任教授
この4月、「義務教育学校」や「併設型小・中学校」などと称される小中一貫教育校がスタートしました。小中一貫教育校が今後成長を遂げ、発展していくには何が必要となってくるのでしょうか。
今週のコラム「マイオピニオン」で、天笠茂教授に小中一貫教育成否のカギを伺います。