No.1406 教育の危機管理で「ライフストーリーワークの意義」を掲載!
教育の危機管理
ライフストーリーワークの意義
子どもが自分の生い立ちの事実を知り、受け入れることで、それからの生きる姿勢につなげる取り組みを“ライフストーリーワーク”といいます。主に児童福祉の分野で実践されているこのプログラムの目的は、“自分が悪いから施設に入れられたと思い込む子どもたちが、自分が多くの人に大切にされてきた過去を、振り返ることで自分の価値を見出す”こと。
今回の「教育の危機管理」のコーナーでは、“ライフストーリーワーク”について子ども法学者の安藤博さんに考察していただきます。
「潮流」 中進士氏(麻布台学校教育研究所所長)に聞く
初等・中等教育において、教師と生徒の人間関係として学校教育を見直して、その在り方を具体的に学校や家庭、地域など一般社会に提言し、実践への浸透を図っていくことを目的に設立された麻布台学校教育研究所。主な活動内容は、調査研究、研究発表会、教育懇親会、研修講座の実施や研究紀要や所報などの発行。
今週の「潮流」のコーナーでは、同研究所の所長である中進士さんに、詳しい活動内容やアクティブ・ラーニングに対しての意見などを伺います。
特別企画
「審議のまとめ」で教育団体などから要望
「審議のまとめ」を公表した中央教育審議会の教育課程部会が、教育課程企画特別部会で10月6日から教育関係団体の意見聴取を開始。今後11月まで4回実施し、11月中旬から12月にかけて、答申に向けた議論を行う予定。この日、行われた意見聴取では、小学校で新しく始まる英語の教科化や、アクティブ・ラーニングなどの視点で授業改善していくための定数改善などの条件整備を求める意見が目立ちました。
今週の「特別企画」では、指定都市教育委員・教育長協議会から提出された意見のうち、小学校外国語活動の教科化に関するものの一部を紹介。
解説・ニュースの焦点
青少年の体力・運動能力、上昇傾向 スポーツ庁調査
10月9日、スポーツ庁は平成27年度体力・運動能力調査の結果を公表。青少年(6~19歳)では、直近の18年間の新体力テストの合計点で、ほとんどの年代で緩やかな上昇傾向にあることが分かりました。しかしながら、ピークの昭和60年代と比べると、依然低い水準で、運動不足の子どもへの対策が課題となっています。
過去最多 国公立大推薦・AO入試
10月4日、文部科学省は平成29年度の国公立大学入学者選抜の概要を集計。募集人数は12万4920人で平成28年度より167人増、選抜方法別では、推薦入試が1校増の160校、アドミッション・オフィス(AO)入試は4校増の79校。いずれも過去最高の数字に。
資料
平成28年度全国学力・学習状況調査の結果(概要)
9月29日、文部科学省は平成28年度全国学力・学習状況調査の結果を公表。今回の調査結果の概要を掲載します。