No.1321 教育の紛争にて「教育振興基本計画 『生き抜く力』の是非」を掲載!

週刊教育資料 2014年11月24日号

「生き抜く力」の是非 -教育振興基本計画をめぐって-

廣瀨裕一・上越教育大学教授

大地震や火山噴火などの自然災害、最近では西アフリカを中心に感染が拡大しているエボラ出血熱など、生死に関わる脅威に直面することが増えている昨今。危険や困難の中を生き抜く力を子どもたちに身につけさせるために、教育が果たす役割は大きいと考えられます。政府が平成25年に策定した第2期教育振興基本計画では「生き抜く力」というキーワードが登場しました。

今週の「教育の紛争」では、この「生き抜く力」を教育の大目標に掲げることの是非について、上越教育大学の廣瀨裕一教授に見解を伺います。


特別資料

これからの学校教育を担う教員の在り方について(報告)

少子化や子どもの発達の早期化、小1プロブレムや中1ギャップ等などの課題への対策として推進される小中一貫教育制度化。中央教育審議会の教育養成部会は、11月6日、「これからの学校教育を担う教員の在り方について ~小中一貫教育制度に対応した教員免許制度改革~」と題する報告をまとめました。

今週の「特別資料」にて、同報告のうち、「4.小中一貫教育制度の整備に当たっての取組」、「5.今後の検討について」の部分を掲載します。


変わる教育委員会

第2の学校で学ぶ-武蔵野市セカンドスクール20年の挑戦

宮崎活志・東京都武蔵野市教育委員会教育長

今年で実施20年目を迎えた東京都武蔵野市のセカンドスクール。セカンドスクールは、自然豊かな農山漁村にて行われる長期宿泊体験活動であり、普段の学校生活ではできないような体験学習を授業の一部として行っています。

今週の「変わる教育委員会」では、セカンドスクールの特徴や教育的効果について武蔵野市教育委員会の宮崎活志教育長に伺います。


自著を語る パパの働き方が社会を変える!(労働調査会)

吉田大樹(労働・子育てジャーナリスト)

今週の「自著を語る」には、「パパの働き方が社会を変える!」(労働調査会)の著者、吉田大樹氏が登場。ご自身も3人の子育て中である吉田氏は、育児は貴重な経験であると実感していると言います。

ワークライフバランス、保育園の待機児童ゼロ対策などの子育てに関する改革が叫ばれ、「イクメン」などの造語も生まれつつある昨今。その一方で、長時間労働や過労死などの深刻な問題も発生しており、男性が子育てに携わることが難しい状態であることも事実です。

高校時代に担任だった男性教諭が育休を取得したことに大きな影響を受けたという吉田氏に、「健康」という視点から、男性の働き方と子育てについて語っていただきます。


資料

小中一貫教育の制度化及び総合的な推進方策について(審議のまとめ)概要

中央教育審議会 初等中等教育分科会・小中一貫教育特別部会

11月7日、小中一貫教育特別分科会の「審議のまとめ」について審議した中央教育審議会の初等中等教育分科会。

今週の巻末「資料」にて、「小中一貫教育の制度化及び総合的な推進方策について」と題するもので、「審議のまとめ」のうち、「4章 小中一貫教育の制度設計の基本的方向性」と「小中一貫教育の制度設計(案)」について掲載します。

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