No.1487 「安心・安全の新常識」で学校での感染症対策について解説!


管理職必携 安心・安全の新常識

「ワクチンで防げる病気(VPD)」を知って、子どもたちを守ろう㊤

VPDとはワクチンで防ぐことのできる病気のことを指します。Vaccine(ワクチン)・Preventable(防げる)・Diseases(病気)の頭文字で、以前はあまり知られていませんでしたが、最近では新聞や育児雑誌まで広く使用されるようになってきました。

日本は2015年に「麻疹排除国」と認定されました。しかし、今年3月に160人以上が麻疹に感染。ワクチンを2回接種していない人たちを中心に流行したと言われています。思春期以降に麻疹に感染すると、子どもよりも重症化しやすく、肺炎や脳炎で死亡する可能性も。NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会・理事長の菅谷明則さんは、学校での麻疹対策としてワクチンを2回接種していない者を把握し、2回の接種が完了するまで、接種勧奨を行うことが大切だと話します。

今週の当コーナーでは、同法人・理事長の菅谷明則さんに学校での感染症対策の基本について解説していただきます。


合理的配慮 現場の対応事例

保護者との合意形成やプロセス事例でハンドブック 茨城県・上

茨城県教育研修センターは平成29年3月、パンフレット「30分で分かるインクルーシブ教育システムと合理的配慮」を作成。合理的配慮を保護者との合意形成に基づきながら行う方法について約60ページにまとめました。

同ハンドブックのうち、保護者との合意形成の考え方と合意形成に基づく合理的配慮のプロセスの仮想事例の一部を紹介。


解説・ニュースの焦点

AI共存時代の情報教育でセミナー

公益財団法人学習ソフトウェア情報研究センターは7月27日、「情報教育セミナー2018」を東京都内で開催。今大会のテーマは「AI共存時代の主体的・対話的で深い学びの実現」。セミナーでは、プログラミング教育に関する講演やパネル討論、実践研究発表会、学習デジタル教材コンクール表彰式などが行われました。

成年年齢引き下げで消費者教育推進を通知

文部科学省は7月23日、成年年齢引き下げ等を見据えた環境整備について通知。民法改正で平成34年4月から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられることを踏まえて、高校等での消費者教育の推進、生徒指導等、若年者の自立支援のための主権者教育や法教育の充実などを求めました。


資料

①登下校時における児童生徒等の安全確保について(依頼)

文部科学省は7月11日、「登下校時における児童生徒等の安全確保について」の依頼文書を発出。新潟市で今年5月に発生した女児殺害事件を踏まえて、通学路における緊急合同点検等の実施要領や点検時のチェックリスト、危険個所の改善に関する着眼点など、関連資料を掲載します。

②いじめ防止対策に係る事例集案ほか

文部科学省の平成30年度第1回いじめ防止対策協議会で配布された「いじめ防止対策等に係る事例集」案の構成、概要と関連資料「SNS等を活用した相談体制の構築事業における各自治体の取組内容(予定)」「いじめ対策のPDCAチェックシート(イメージ)」を掲載します。

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