No.1308 特別企画にて「子ども・学生の経済支援をどうするか」を掲載!

週刊教育資料 2014年8月18日号

特別企画 子ども・学生の経済支援をどうするか

大学生向けの奨学金制度の在り方を議論してきた文部科学省の有識者会議は7月28日、返済不要の「給付型奨学金」を「将来的には創設に向けての検討を進めていくべき」とする提言をまとめました。その一方で、厚生労働省の国民生活基礎調査では、「子どもの貧困率 ※」が平成24年に16.3%と過去最悪を更新。

今週の特別企画にて、子ども・学生を含めた経済支援の早急な確立が課題になっている現状を具体的な貧困率などの数値も踏まえて詳しくお伝えします。

※ 子どもの貧困率:平均的な所得の半分を下回る世帯で暮らす18歳未満の子どもの割合


解説・ニュースの焦点【1】

下村博文・文部科学大臣が小中一貫教育の制度化など諮問

本誌編集部

下村博文・文部科学大臣が7月29日、中央教育審議会に対し、以下の2点について諮問。

  1. 子供の発達や学習者の意欲・能力等に応じた柔軟かつ効果的な教育システムの構築
  2. これからの学校教育を担う教職員やチームとしての学校の在り方

政府の教育再生実行会議の提言を踏まえ、小中一貫教育や高校の早期卒業の制度化、教員の勤務環境改善などを審議し、答申を受けて関連法案を来年の通常国会に提出したい考え。

今週の「解説・ニュースの焦点」では、2つの諮問事項の内容を詳しくお伝えします。


解説・ニュースの焦点【2】

文部科学省が新・高校等就学支援金制度で初調査

本誌編集部

平成26年4月1日に施行された「公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律の一部を改正する法律」に基づいて、今年度の入学生から新しい高等学校等就学支援金制度がスタート。文部科学省は7月23日、新・高等学校等就学支援金制度の実施状況と都道府県の家計負担軽減策の見直し状況について通知しました。

今週の「解説・ニュースの焦点」では、調査結果の内容を詳しくお伝えします。


教育の紛争 卒業生が夜間校庭で遊んでいてケガ

梅澤秀監・東京都立雪谷高等学校(定時制)主幹教諭

児童や生徒の気持ちが緩みやすく、学校に人が少なくなる夏休み。在校生や卒業生などが無断で学校に侵入し事故が発生した場合、どのように対処すればよいのでしょうか。

今週の「教育の紛争」では、夜間の校庭でケガを負った卒業生の例を元に、梅澤秀監・東京都立雪谷高等学校(定時制)主幹教諭が対処方法を詳しく解説。裁判となった事例や判決の要旨なども掲載し、今後の参考になる内容でお届けします。


教頭実務ガイダンス 「学級崩壊、指導力不足教員への対応」

米満裕・千葉県習志野市立谷津小学校校長

「この先生は駄目だ」。このように思ってしまう教員に出会ったことはありませんか。学校の管理職として見限るわけにもいかず、かといって、なかなか改善の方向に導くことが難しい場合もあることでしょう。

今週の「教頭実務ガイダンス」では、千葉県習志野市立谷津小学校校長の米満裕氏が、指導力不足などの課題を抱える教員への対応方法を提案します。「駄目な先生」と決めつけ、厳しい指導を繰り返したり、感情的な発言をしてしまってはいませんか。


資料 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律について(通知)

文部科学省は7月17日、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律について」を各都道府県知事、各都道府県教育委員会、各指定都市市長、各指定都市教育委員会宛てに通知しました。

今週の巻末「資料」では、平成27年4月1日から施行される改正法の概要や留意事項などを掲載します。

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