No.1301 特別企画にて「ESDを学校経営の視点に」(阿部治)を掲載!

週刊教育資料 2014年6月16日号

特別企画

「未来をつくる教育」を

ESDを学校経営の視点に

阿部治・立教大学ESD研究所長

「国連持続可能な開発のための教育の10年(DESD)」が2014年、最終年を迎え、11月には名古屋市で世界大会が開催されます。

「ESD」(Education for Sustainable Development)の考え方は教育振興基本計画でも明記され、学校現場ではユネスコスクールなども増加しています。

しかし他方では「環境教育とどう違うのか、学校経営にどう取り入れればよいのか」という声も。

今週は特別企画として、この問題に詳しい阿部治・立教大学ESD研究所長に、学校の管理職に考えてほしい視点をお聞きします。


潮流

「たすき」を受けて着実に次につなげる

松岡敬明・全日本中学校長会会長

インタビュー「潮流」に登場するのは今年5月に全日本中学校長会(全日中)の会長に就任した松岡敬明氏。

新会長に就任しての抱負や、「全日中教育ビジョン」の今後、国の教育改革の動きにどう向き合っていくのか、東日本大震災の被災校への支援活動の今後などについてお話を伺います。

中学校の現場における今一番の課題は教員の資質向上だという松岡氏。

それと同時に教員定数の確保の重要性を訴えます。

このほかインタビューでは松岡氏のこれまでの教員人生も振り返っていただきます。

松岡氏から全国の校長先生に伝えたいメッセージとは。


解説・ニュースの焦点【1】

コミュニティ・スクールが349校増え1919校に

本誌編集部

文部科学省は5月30日、平成26年4月1日現在のコミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)の指定状況を公表。

指定校は昨年より349校増えて全国で1919校になりました。

今週の「解説・ニュースの焦点」ではこのニュースをお伝えするとともに、コミュニティ・スクールの校種別内訳と、設置する小学校・中学校全てをコミュニティ・スクールに指定している教育委員会を一覧で掲載します。


解説・ニュースの焦点【2】

道徳教育専門部会、指導計画などで論点

本誌編集部

中央教育審議会の教育課程部会・道徳教育専門部会は6月2日、「道徳の内容の取り扱い」のうち、指導計画、指導方法、家庭や地域との連携等をテーマに事務局から提出された論点案をもとに審議しました。

今後、7月中旬までに評価等、道徳教育の教材・教科書、教員の指導力向上策を議論した後、再び「特別の教科 道徳」(仮称)の位置付け、幼稚園と高等学校、特別支援教育における道徳教育の充実について議論を行います。

今週の「解説・ニュースの焦点」では今回の審議の内容を詳しくお伝えするとともに、会合で配布された「改善に向けての主な論点(案)」の内容を掲載します。


教育の紛争

担任の入学式欠席の是非

廣瀨裕一・上越教育大学教授

この春、埼玉県立高校の入学式の日に、1年生担任教諭が年次有給休暇を取り、息子が通う別の高校の入学式に出席したところ、その是非をめぐってネット上などで議論が沸騰しました。

賛否はほぼ相半ばしているようですが、「公」か「私」か、「聖職者」か「労働者」かという古典的対立軸をはじめとする多くの論点を含むこの問題をどう考えたらよいのでしょうか。

今週の「教育の紛争」では廣瀨裕一・上越教育大学教授がこの問題の論点を詳しく解説します。


資料【1】

道徳教育の目標について、道徳教育の内容について

中央教育審議会教育課程部会・道徳教育専門部会配布資料

道徳教育の在り方について検討している中央教育審議会教育課程部会の道徳教育専門部会は4月25日と5月14日、道徳教育の目標・内容について審議しました。

巻末「資料【1】」では両会合で配布された資料を掲載します。


資料【2】

公立学校施設の空調(冷房)設備設置状況の結果について

5月23日 文部科学省

文部科学省は5月23日、公立学校施設の空調(冷房)設備設置状況の結果を公表しました。

巻末「資料【2】」では調査結果の概要を掲載します。

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