No.1341 潮流にて「若者に考え、判断し、選択する機会を」を掲載!

週刊教育資料 2015年5月4日号

潮流 若者に考え、判断し、選択する機会を

林大介・模擬選挙推進ネットワーク事務局長

選挙のたびに指摘される日本の若者の政治的無関心。他国に目を向けると、若者の投票率が7~8割と高いスウェーデンでは、政府が3,000万円程度の予算を使って未成年者を対象に模擬選挙を実施しているといいます。

今週のインタビュー「潮流」には、若者の政治への興味・関心を高めるため、学校の先生と連携し「模擬選挙」の取り組みを進めてきた模擬選挙推進ネットワークの林大介さんが登場。特定の政党や宗教団体の影響下にない中立な組織として、10代のための「永田町体験ツアー・政党本部探検」など、様々なプログラムを提供しています。若者に考え、判断し、選択する機会を与えるきっかけとなる「模擬選挙」の取り組みについて詳しくお話を伺います。


特別資料

「職業実践力育成プログラム」認定制度の創設について

文部科学省の「大学等における社会人の実践的・専門的な学び直しプログラムに関する検討会」がこのほど、「職業実践力育成プログラム」の認定制度の創設に向けて、その目的・認定基準等をまとめました。政府の教育再生実行会議の第六次提言を踏まえたもの。

今週は「特別資料」として、目的・認定基準等に関する文書の「はじめに」を除く部分を掲載します。


教育の危機管理

風通しの良い学校づくり ~世の中の情報と現実の学校~

石橋昌雄・東京都板橋区立板橋第十小学校校長

情報化が進む昨今。素早く情報が伝わるという良さがある反面、誤った情報やデマ、風評が拡散しやすい状況であるとも言えます。例えば学校において、「不登校」の子どもがいるというだけで、学校で「いじめ」があったというような解釈が周りでされていたりはしないでしょうか。事実とは異なる話が尾ひれを付けて、地域や保護者たちの間でまことしやかに噂されることは少なくないようです。

今週の「教育の危機管理」では、学校を巡るデマや風評を未然に防ぎ、訂正するための「風通しの良い学校」について、板橋第十小学校の石橋昌雄校長に解説してもらいます。


変わる教育委員会

「読書科」の取り組み -目的を持った読書活動に-

東京都江戸川区教育委員会

平成24年度に「本好きな子どもを育てる・本で学ぶ子どもを育てる」を目的に「読書科」をスタートさせた東京都江戸川区。もともと江戸川区では、平成21年度の「読書改革プロジェクト」など、子どもたちの読書意欲を高めるための取り組みを学校・家庭・地域が一体となって進めてきました。

今週の「変わる教育委員会」で、江戸川区における「読書科」の取り組みにおける背景から、活動内容などを詳しくお伝えします。


教育問題法律相談

子どもの行為によって人身被害が生じた場合の保護者の責任は

三坂彰彦・弁護士

子どもたちが友達同士で遊んだり、部活動をしたりしていた際に、誤って友達やその近くにいた人に怪我をさせてしまう場合があります。このような場合、子どもやその保護者は怪我をした相手に賠償責任を負うことになるのでしょうか。

今週の「教育問題法律相談」では、校庭でサッカーをしていた児童が蹴ったボールにより負傷し、後に死亡してしまったケースをもととして、弁護士の三坂彰彦氏に詳しく解説してもらいます。


マイオピニオン「楽天主義」は教育を変える

貝塚茂樹・武蔵野大学教授

今週のインタビュー「マイオピニオン」には、武蔵野大学の貝塚茂樹教授が登場します。いじめや児童虐待の現実やモンスターペアレンツなど、何かと暗い話題が多い昨今の教育界。

しかし、相手に対しても自分に対しても「できる」という可能性を信じることは、教師にとって重要な資質であると貝塚教授は言います。
貝塚教授に教育者が備えるべき「楽天主義」について詳しく語ってもらいます。

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