No.1358 実践!校長塾にて「いじめから子どもを守る学校づくり」を掲載!
実践!校長塾
いじめから子どもを守る学校づくり【1】
齋藤卓也・岩手県雫石町立雫石小学校校長
全国に大きな衝撃を与えた岩手県矢巾町の中2自殺事件。同県、雫石小学校の齋藤卓也校長は、学びの場である学校で悲惨な事件を2度と繰り返してはならないと言います。事件後、副校長、主幹と協議し、いじめに対する体制の見直しを図った齋藤校長。
今週の「実践!校長塾」で、いじめにおける学校の指導体制の見直しについて、雫石小学校の例を紹介してもらいます。
※ 次回以降の連載でも「いじめ」について扱い、雫石小学校における、「子どもたちができることを指導する取り組み」、「保護者・地域の方々と連携した取り組み」を紹介する予定です。
教育の危機管理
大津いじめ自殺事件の和解にみる修復的正義への萌芽
佐々木幸寿・東京学芸大学教授
平成23年に滋賀県大津市で発生した中学2年生のいじめ自殺事件。遺族は大津市や加害生徒に対して損害賠償を求めていましたが、裁判において遺族と大津市の和解が成立しました。和解の内容から、対立を乗り越えて、当事者間の関係を修復しようとする意図が見られると言う東京学芸大学の佐々木幸寿教授。
今週の「教育の危機管理」で、佐々木教授に和解から感じられる「修復的正義」の実現について解説してもらいます。
高校現場最前線
宮崎の地からグローバル・リーダーを育てる
宮崎県立五ケ瀬中等教育学校
全国初の公立中高一貫教育校であり、全職員が一致団結してグローバル・リーダーの育成に取り組む宮崎県立五ケ瀬中等教育学校。多くの生徒が、寮教育やグローバルフォレストピア学習など、特色ある教育や環境の中で、輝く何かを見つけ巣立っています。
今週の「高校現場最前線」で、グローバル・リーダーの育成を目指す、同校の魅力ある取り組みを紹介します。
若手を伸ばせ! ミドルリーダー力アップ
就職後に飛躍する人材になるため、今から教えておきたいスタンス
伊庭正康・株式会社らしさラボ代表取締役
今週の「若手を伸ばせ! ミドルリーダー力アップ」のテーマは、「就職してから飛躍する人材」です。社会は公平であり、その人に「ベース」があれば、必ずチャンスが掴めるという株式会社らしさラボの伊庭正康氏。社会に出てから大きく飛躍する人材に欠かせない3つの「ベース」について、伊庭氏に詳しく解説してもらいます。
現場の課題に応える教育センター
教育支援センター、4割の自治体が未設置
研修や研究事業などに加えて、教育相談事業を実施するところも少なくない教育支援センター。不登校に関する相談もあり、適応指導教室や教育支援センターと連携した相談事業などもあります。
今週の「現場の課題に応える教育センター」で、文部科学省がまとめた、不登校児童生徒への支援に関する中間報告と、関連する適応指導教室や教育支援センターの現状に関する調査データ結果を紹介します。
資料
平成28年度文部科学関係概算要求のポイント(概要)
文部科学省は8月28日、平成28年度概算要求をまとめました。このうち、文教関係予算の要求・要望額は4兆3704億円で、平成27年度予算より7.6%増。今週の巻末「資料」にて、「文教関係予算のポイント」などの概要を掲載します。